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[ 2008-12 -28 09:56 ]
青山繁晴がこの事件の核心に迫った。
事件は早期解決かと思われた時もあった。
2月には天洋食品をクビになった4~5人の元従業員が拘束されている、との情報が流れたが、すぐに中国当局は「中国で毒は入れられていない」と日本に責任をなすりつけた。
7月、中国国内でも毒ギョーザの被害者が出たことを北京の日本大使館へ伝えてきた。
8月、北京オリンピックの開催を目前に控え、中国側は捜査協力を約束するからというので高村外務大臣が北京へ飛んだ。
ところが、この捜査協力情報を日本の警察は一切知らされていなかった、という。
穏便に北京オリンピックを開催したいだけの中国の空約束だった。
日本が容疑者や被害者の調書を要求しているが、なしのつぶて。
さらに、重大な事実を中国は隠蔽している。
天洋食品のギョーザが配られた唐山鋼鉄集団で食中毒が起こり、数人が病院へ入院している。中国でも報道されていないので、日本のマスコミも一切報じていない。
10月、中国製冷凍インゲンを食べた主婦が一時入院した。基準の3万倍のジクロルボスが検出された。
袋に注射針の穴が2カ所空いていた。
ということは日本の流通過程で起きた可能性が高い、ということだが、日本の警察の一部には中国の工作員の仕業と見る向きもある。
毒ギョーザ事件も日本の流通過程で起きたことを示唆するために。
中国当局としては北京オリンピックが終われば毒ギョーザ事件なんか、さらさら解明する気はない。
中国の警察は事件を解明することが目的ではなく、共産党の一党独裁体制を守るために存在する。そういう成り立ちの中国の警察に捜査協力を求めたところで何の役にも立たない、ということ。
あまり強くいうと64年前の戦争の賠償問題を言い出すので腰が引けている日本政府。つまり、北京オリンピックも終わったので、没問題。
迷宮入り確定。
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