朝ズバを“聴き”ながらレム睡眠に入るのが至福の時間でもある。
こんな生活リズムなので、いつものように起きてWBCの対キューバ戦は難なく聴くことができた。
トイレから帰ったら2回表の日本の攻撃だった。予想通りキューバの先発はマツクス164キロのチャップマン。
決してテレビの画面は見ない。レム状態でテレビを聴くのがいい。
3回の攻撃でチャップマンから3点を奪う。先制点は日本だった。それでも決してテレビは見ない。
さらに得点を追加してチャップマンを引きずり下ろしてしまった。
7時20分。
出勤の身支度を整えるための正式な起床時間。
なんと5-0で強豪キューバに勝っているではないか。先発松坂は6回まで投げ抜いている。
8時。
家を出る。
続きは電車内でワンセグから。
きょうはみんなワンセグで観戦しているのだろうと思ったら、これがほとんどいない。ワンセグケータイが普及していないのか、WBCに興味がないのか。
会社に到着してラジオをつけたら6-0で勝利していた。
長身から繰り出すチャップマンの剛速球に加え、キューバの破壊力満点の打線を封じ込めたのだから、戦前の予想なんてあまりあてにならない。
これに相当気をよくしたのがTBS。
当初の予定では早朝の生中継だけで、夜の放送は予定していなかったが、9時からの西村京太郎スペシャルを吹き飛ばしてキューバ戦を再放送する。
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一球、一球に手に汗を握る試合を久しぶりに観ている。
2回表を終わって8-2で日本が韓国をリード。宿敵韓国にあって最も苦手とするキム・グァンヒョン投手を打ち崩しての8点は大きい。
日本が波に乗れているのはやはり、1番イチローの復調。第一打席からライト前ヒットで出塁すると中島のヒット、青木のタイムリーでまず1点。6番の内川が2点タイムリーで1回は3点。
先発、松坂が立ち上がりからピリッとしない。スライダーが決まらず、ストライクを取りにいったところを打たれ、韓国の4番バッターに2ランを浴びて2点返され、1点リードで1回が終了。
3点を先制すれどすぐに2点を返され緊迫感が続く。
3塁スタンドに林家ペー、パーがいつものピンクの衣装で陣取っている。よく目立つ。
試合開始から1時間24分でまだ3回の裏。
これじゃいつ終わるか分からない。
NHKで9時から始まるドラマスペシャル白洲次郎までに試合は終わりそうもない。
どちらを優先するか。
もちろん白洲次郎。野球はニュースで何度もやる。
追記
勝利を確信していたがまさか7回コールドとは予想だにしなかった。14-2で快勝だ。
北京オリンピックで2度も負けているが、今日は先発の松坂を加えれば大リーガー5人。戦力が違うというもの。
韓国にすれば歴史的屈辱敗退である。
宿敵韓国を破っての第2ラウンド進出は大きい。
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4-0で勝ったものの、絶えず重苦しい雰囲気の中で試合が進んだ。
勝つには勝ったものの、福留、城島、岩村、イチローと続くメジャーリーグ打線につながりもなくチームリーダーのイチローは5打数ノーヒット。
アナウンサーがひときわイチローのヒットにこだわるので、イチローにヒットが出ないと余計に重苦しい雰囲気にさせる。
ヒット数は日本も中国も5本。
3年前の中国と違ってマイナーリーグながらアメリカで野球をやっている中国人選手が増えたことが、18-2から4-0になった理由か。ま、野球後進国の中国も急速にレベルアップしてきている、ということ。
日本の打線が湿った理由は、それだけ中国のピッチャーがうまくなった。
新聞によってはこの4-0を快勝と書いているが、アナウンサー付きで試合を見ていると、メジャーリーグ打線が福留は4四球、城島は4打数ノーヒット、1四球、岩村は4打数ノーヒット。
4番の村田が2ランで役目を果たしたものの、メジャーリーガーの活躍がなかったことが4-0の勝ちを素直に喜べない要因でもある。
ところで、中国のコリンズ監督はこのアジア予選でシルクと密会しているのだろうか?
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それまで快音がないため打順を3番から本来の1番に戻せど、2度の得点チャンスに5打数無安打。
23打数3安打。打率1割3分はレギュラー陣で最低。侍ジャパンの目玉だった3番イチローも結果が出なくて元の定位置に戻したものの、すぐに結果は出なかった。
本来の1番に戻り、チャンスに打てなかったことから、今度は非難の嵐。
この掌を返したかのような扱いに朝からヒートアップしたのが、朝ズバのみのもんた。
「そんなに騒がなくてもイチローは大丈夫」と一喝した。
前回も予選では打率は低く、本選で尻上がりに調子を上げて行ったことを例に挙げマスコミをいなした。
ま、試合は水ものとはいうが、WBCの候補を落とされた西武のピッチャー岸の意地がチームに乗り移った、ということだろうか。
しかし、侍ジャパンの先発ピッチャーはよく打たれる。WBC球に慣れていないせいもあるが、5日からは1次予選が始まる。初戦は中国戦。なんともラッキーな組み合わせだ。
これで黒星スタートでもしたら、選手は金縛り状態に陥ってしまう。
そうならないためにも、中国戦は楽勝で波に乗りたい。
ちなみに、TBSラジオの「うわさの調査隊」でスポーツライターの永谷脩氏は2回目の優勝はありえない、と断言している。
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こんどのチームの愛称を原ジャパンではなく「侍ジャパン」として監督の名前を冠することを今回は止めた。
侍。
イメージでいえばやはりイチローだろう。バッティングのときの一連の所作は武士道を見ているかのようである。
原監督も日本の野球道は武士道にも通じるものがある、と見ている。
それはさておき、今回、原監督の名前を捨てたのは何故だろう。前回の世界一も奇跡に近いものがあったが、今回はアジア予選でさえも厳しいといわれている。世界一になれないことを予見しているのか?
仮に世界一になれなかった場合、WBC後に日本ではプロ野球の公式戦が始まる。その時に原ジャパン惨敗というイメージを引きずりながら公式戦に入りたくない、との配慮からか?
監督名を冠しての北京オリンピックでの負けっぷりが酷かった。
サッカーの反町ジャパンは1次リーグ3連敗で予選敗退。16年ぶりにオリンピック出場を果たした男子バレーボールの植田ジャパンは5連敗。1勝もできず。
そこへもってきて星野ジャパンがダメを押した。
北京オリンピックの後遺症が侍ジャパン、というネーミングにさせたのであろうが、往年のマンガファンなら侍ジャイアンツと間違って呼んでしまいそうだ。
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