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by tetorayade
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タグ:ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクー ( 1 ) タグの人気記事

生まれながらの全盲のハンディーキャップをものともせず、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さん。

暗い話題が多い中、久しぶりに明るい話題だが、全盲で生まれた我が子に、母親のいつ子さんは悩んだ。

目が見えないだけでなく、2歳になっても歩くこと、ことばも遅かった。そんなわが子の障害に自殺も考えた、という。

おもちゃ代わりにピアノを与えたのは1歳5ヵ月の時。

光りが差し込んだのは2歳3ヵ月の時だった。

母親がジングルベルを口ずさんでいたら、それに合わせてピアノを弾きはじめたのであった。しかも、強い力で。才能が芽生えた瞬間であった。

ピアノは子供の時からの友達のような存在だ。だから1日12時間弾いていても苦でもない。

彼の指先には目があるともいわれている。

全盲のピアニストは何人もいるが、普通は鍵盤を指でさぐるものだが、彼の場合はパッと指先が飛ぶ、という。

彼とピアノの関係は友達だった。

「ピアノに頑張ってくださいと励ますんです。僕が気持ちを込めると美しい音色で応えてくれるんです」

メダルを一番最初に誰に見せたいか、と聞かれ即座に「日本で留守番している父に見せたい」と答えた。

産婦人科医の父と元フリーアナウンサーの母に愛情一杯に育てられたことを物語るこんなエピソードがある。

1日だけ目が見えるようになれたとしたら「母親の顔を見たい」といったそうだ。一度だけ顔が見られたら次の日からはもう見えなくてもいいから、と。

純粋な心で素直に育っているから、彼の演奏を聴いた多くの人が涙するのだろう。

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝すると賞金2万ドル以外に、3年間で300回のコンサートやCDの発売が約束されている。

世界的ピアニストとしての活躍が始まる。

1日だけでも目が見えるご褒美が彼には一番のプレゼントだ。

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by tetorayade | 2009-06-09 09:35 | 社会ネタ