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[ 2014-02 -18 00:01 ]
2014年 02月 18日 ( 1 )
雪による悲劇が起きたのは14日の金曜日だった。
小平市内でノーマルタイヤを履いた軽自動車が小さな坂を登れず、立ち往生していた。
それを見た近所の人たちが善意で車を押してくれた。
難を逃れた運転手は、車を降りて礼をいいにいったが、一瞬のうちに顔色が変わった。
押してもらったのはいいが、ボディーがぼっこりとへこんでいたのだ。
運転手は20代の若者で、車を押したのは中年男性4人だった。
第三者の善意が車をへこましたから、運転手も「ありがとうございました」どころではなくなった。
「押してくれと頼んだわけではない。弁償しろ!」
こうなると売り言葉に買い言葉。
親切心が仇とは、まさにこのこと。
車は15年落ちの古い代物だったが、運転手の腹の虫は納まらない。
近くのディーラーまで行って、修理代がいくらかかるか、4人と示談交渉となった。
4人は善意の第三者。親切にしたことを弁償といわれれば、「雪道をノーマルタイヤで走る方が間違っている」と大喧嘩へと発展。
事態は収拾がつかなくなり、警察を呼ぶ羽目になった。
美談から一転、修羅場になった今回の一件、警察も事故扱いにならずお手上げ。
その場はやがて解散となるが、結局、どうなったかは分からない。
これは、行列ができる法律相談所ネタだ。
弁護士軍団のジャッジやいかに。