人気ブログランキング |

日々のニュースから業界ネタまでかきなぐります


by tetorayade

2012年 02月 11日 ( 1 )

出版とパチンコ

自費出版を得意とする出版社へ行ってきた。会社ではあるがワンルームマンションの一室でたくさんの本に埋もれながら社長が一人やっているような規模である。

これまで500冊以上も手掛けている。

壁に張り出された予定表には15冊ぐらいが進行中であった。

おばあちゃんのホームレスを題材にした本は、朝日、読売新聞でも大きく取り上げられ10万部以上売れた。

最初はルポルタージュ形式で書いていたが、これでは社会批評になって面白くないので、全面書き直し。おばあちゃんの一人称に変えて売れる手応えを感じた、という。

自費出版といってもほとんどその社長が書いているのだが、驚くのはここから。

本人取材は2時間×2回の4時間で、200ページの本に仕上げるのだが、2週間あれば書き上げる、という。

書くスピードが尋常ではない。

10万部売れると印税が5000万円ほど入ってくるという。

社員で編集長をしていた時には25万部の本を出して、1億円以上が入り込んで潰れかけていた会社が立ち直ったことも。

当たればでかいのが出版だが、最近は出版不況で友達の出版社が次々と店じまいしている、という。

当たればでかいといえばパチンコだ。

ビギナーズラックで大当たりを引き当ててパチンコにはまる人も少なくないように、出版も当たればでかいのでなかなか止められない。

いま、進行中の企画の中におっさんの泣ける話、というのがある。ここに知り合いが登場している。50過ぎて会社が倒産。今は深夜の青果市場でおばちゃんたちに囲まれて働いているのだが、その悲哀が描かれている。

深夜から早朝まで青果市場で働き、昼間は本来の自分の仕事に充てている。青果市場まで自転車で1時間の道のりを毎日通勤している。

雨の日もその姿は変わらない。

原チャリを買えば15分で移動できる距離だが、自転車にこだわっている。

おかげで10キロは体重が落ちたというが、真夜中に自転車をこいでいる姿を想像するとむしろその姿に泣けてくる。


人気ブログランキング
by tetorayade | 2012-02-11 10:19 | 私的ネタ