2008年 04月 09日 ( 2 )
メディアはこの情報に関して開催場所を大阪市北区のホテルで、と留めていた。警備上の必要があって? 伏せられていたようだが、公式サイトにはちゃんとホテル名まで出ているのに。

それはさておき、何のサミットかというとインスタントラーメンの世界サミットで迎えて6回目。今年はインスタントラーメンが発明されて50周年になるというので、インスタントラーメン発祥の地である大阪が会場となった。
で、テーマは50年後のインスタントラーメンの将来像について。
これに緊急の課題である地球温暖化、人口増加、小麦・大豆・パーム油等の穀物原料価格の高騰など一連のリンクした問題のほか、「食の安全性」を取り上げ討議された模様。
インスタントラーメンは今や世界食となっているが、注目されたのはいつも非常時だった。
まず、インスタントラーメンがアジアに普及するきっかけとなったのがベトナム戦争だといわれている。参戦した韓国軍が持ち込んだのがインスタントラーメンで、南ベトナム兵士の腹を満たした。
次にカップヌードルが全国に注目された事件が連合赤軍のあさま山荘事件だった。機動隊が突入する模様はNHKで10時間40分に及ぶ生中継で伝えられ、全国の茶の間は釘付けになった。
このとき機動隊が非常食として食べていたのが、発売されて間もないカップヌードルだった。銃撃戦の合間に機動隊員がカップヌードルで腹ごしらえしている様子もカメラが捕らえていたために、その存在が一躍全国に知られることとなる。
非常事態で食べるのがインスタントラーメンの歴史でもある。
最近のカップヌードルのCMはフリーダムを謳うものが続いている。そんな意味合いがあったから訳の分からないシリーズが続いているわけだ。
大友克洋が描く23世紀の月面都市とカップヌードルがどう結びつくのか未だによく分からない。
23世紀の人類の主食がインスタントラーメンなんて寂しいことがないように願いたい。
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それも、いつ、誰と行ったのかも覚えていない。地方から来た人を連れて行ったような気はする。
そんなあやふやな記憶だが、店内のことは覚えている。和食コーナーだった。メニューは至って普通。これといって特徴もなく、再び足を運ぶことはなかった。
そんなくいだおれが諸般の事情から7月8日を持って閉店することになった。
店頭のくいだおれ人形の前では観光客の記念撮影が相変わらず途絶えないが、彼らが店の客になることも少ない。



最初、くいだおれが何の店か分からなかった。人形だけが有名すぎる弊害なのかも知れない。
和食、洋食、割烹、居酒屋が一つのビルに入っているのだが、地元客が利用することもめっきり減っているようだ。
店に特徴がないからだろう。
道頓堀でふぐといえば「ずぼらや」。蟹といえば「かに道楽」というようなイメージが植え付けられているのに、くいだおれには何を食べに行っていいか分からない。
今のくいだおれは観光客に支えられているのか?現在の年商は7億円。最盛期には15億の売り上げはあったようだが、ここ2年では赤字が続いている様子。
店は増やすな、家族で経営しろ、人形を大切にしろ、という先代のいいつけを守ってきたが、時代の流れにはついていけなかった。
くいだおれの閉店を惜しむなら、せめて店に足を運んで最後の売り上げに貢献してからにしよう。
くいだおれ太郎の去就が気になる。時事ネタには敏感に反応した。写真はそんな一コマだった。
今日もくいだおれ太郎をどうするか、というアンケートをラジオで取っていたが道頓堀のあの位置に残しておくという案もあった。
やがてビルは取り壊されて新しいビルが建つだろうが、その時もくいだおれ太郎を残す条件をつけて売却するのも一つの手だ。
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