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by tetorayade

黄柳野高校の喫煙は杓子定規に語れない

一般常識だけでは物事は片付けられない。

愛知県で発覚した全寮制の黄柳野高校で、学校側が喫煙用の灰皿を準備していた、という事件もそんな感じだ。

生徒は全国から集まった不登校生。

「いじめ」「勉強についていけない」「人間関係」こんな様々な問題を抱え、学校に行けなかった生徒たちだ。姪っ子がとうとう中学に入ってまともに学校に行けず不登校になった。色々カウンセラーも受けたがダメだった。普段の姿を見ると不登校生にはまったく見えない。

行き場を失った生徒たちの最後のより所がこの学校だった。

どこの高校にもある喫煙問題。なくなることはない。

今回は全寮制で喫煙ルームのようなものを設けていたことが問題になったわけだが、当然、この学校でも喫煙問題に長年取り組んでいたようだ。

普通の学校なら喫煙が見つかれば停学処分だが、この学校は一般の事情が通用しない。喫煙問題ぐらいで停学にするような学校ではない。

生徒指導は喫煙を禁止するのではなく、こそこそ隠れて裏山で吸われて火事を起こすぐらいなら、安全に灰皿のあるところで、吸え、となったようだ。

生徒の中には20歳もいる、という。

高校という教育現場で喫煙を奨励しているように取られるだろうが、同校の卒業生はこんなに親身になってくれる先生はいないのだから、裏切ってはいけないと戒める。

ダウンタウンの浜田が行っていた学校も全寮制で規律が厳しく、何度か脱走している。

この学校はその対極にある。

ありのままを受け入れ、ゆっくり成長を見守るのがこの高校の教育方針のようだ。

人間関係で悩み、苦しんできた生徒には人の癒しが一番の教育であると位置づけている。

今や学校も経営。大事なお客様に逃げられたら、経営が成り立たなくなる。そんなことから喫煙室を設けたのではないようだ。

学校という物差しで喫煙問題を語るから騒ぎになるわけだが、世の中杓子定規に物事は片付けられない。
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by tetorayade | 2008-12-01 21:39 | 社会ネタ