前もって今から10年前の大阪府庁の実態であることを断っておく。今現在もそんなバカなことはやっていないと祈りつつ。
仕事が終わる午後6時。天満橋の酒屋が各課に缶ビールの配達を始める。課のソファーでは係長以上クラスの酒盛りが始まる。
1時間ほど缶ビールで仕上げた後は、近くの小料理屋へと向かう。
これがほとんど毎日のように繰り返されていた。
その飲み代はどこから出ているのか。もちろん自腹ではない。
各課の単位で2000万円ほどの隠し金がプールされており、それが飲み代へと消えていく、という。
ちなみに、一つの部には15~20の課がある。さらに部は14~15。それを合算するとどれだけのプール金があるか。
本来、予算は余れば不要額で返さなければならないのだが、役人がそんなバカなことをするわけがない。そうした金を裏金としてプールしていくわけだ。
毎年余るわけだから、本来はどんどん貯まっていかなければならないのだが、こうした遊興費に消えるので一定の水準で貯まる。
全部の課がそんなことをやっているわけではないが、酒好きの上司がいる課ではそれが当たり前のように行われていた。
毎日、税金で酒を飲んでいるので、定年退職後は早死にする人が多いそうだ。
マージャン好きの参事は数十万円の負けをプール金から支払ったりしている。税金を個人に利益供与していることになる。
一応、会計監査は受けるが消耗需用費として落としているようだ。
知事職というのは自治省(現・総務省)のキャリアが占める割合が高い。自治省のキャリアは各都道府県へ出向して現場経験を積むわけだが、自治省へ課長として帰えれないと知事の芽はなくなる。
そこで、課長で帰れるように自治省の役人を新地で接待するわけだが、もちろんそれは大阪府の接待費が使われる。月に100万円も使っていたケースも。
大阪府は10兆円の借金を抱えている。現場ではこんな税金の無駄遣いが続けられていたから借金は減らないわけだ。
橋下知事になってもソファーで酒盛りしているとは思えないが、こうした実態はもちろん大阪だけでの問題ではなく、全国の役所に共通する問題だ。
地方分権が声高に叫ばれているが税金を無駄遣いする役人体質は国も地方も同じだ。
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