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by tetorayade

毒餃子事件を改めて振り返る

いまさらながら、という印象だ。

オリンピックも一段落。やっと中国公安当局が毒餃子事件解明に本格的に動き出したようだ。中国国内で混入した可能性が極めて高くなったために、天洋食品の臨時従業員を集中的に事情聴取している、という。

中国国内説を取らざるを得なかった理由が何とも中国らしい。

中国国内から回収して保管していた餃子を従業員が横流しして、それを食べて中国人が中毒症状を起こした。

身から出た錆び。

いうなれば、中国人の会社のものも自分のものという中国共産主義の特性が日本国内犯人説を覆してくれた。

最初から中国以外に考えられない事件だが、おかしな経過を辿ってきた。

今年2月頭には、中国側は不満分子説を取っていた。去年、この工場では中年労働者が強制的にリストラされている。裁判所へ訴えた従業員もいたからだ。

そういう流れになっていたにもかかわらず、中国側は態度を180度豹変させた。

2月28日、公安当局は北京で記者会見を開き、メタミドホスは袋の上からも中に浸透する実験結果を示し、製造過程で混入した可能性を「極めて低い」と示唆した。

従業員55人を調べたが全員シロ。

中国側の実験では袋の上からメタミドホスをふりかけても、中の具材にまで浸透する。従ってそれは流通過程で起こったもの。それは日本国内の問題で、中国は濡れ衣を着せられた、という態度に居直った。

こんな強い態度に出た伏線があった。

発表前の2月21日。
来日した唐家璇国務委員は高村正彦外相と福田総理と相次いで会見している。

来日目的は4月に来日する胡錦涛主席の露払いのようなもの。高村外相との会見では餃子問題も話し合われている。

その席で、唐国務委員は「小さく解決した」と要望したという。つまり、政治決着しよう、というお願いだ。

そのことを福田総理との会談でも引き出したら、福田総理はニコニコしながら「うん、うん」と頷いたという。

外務省や政治家の中にはチャイナスクール出身者が多く存在しているわけで、唐国務委員は政治決着のために来日した。

この手土産を持って帰った唐国務委員によって中国公安当局は、製造過程で混入した可能性を「極めて低い」と結論づけた。

これに激怒したのが警察関係者。

中国公安当局の話では犯人とおぼしき退職者を4~6人拘束しているということになっていたのに、「話が違う!」

こうして改めて毒餃子事件の流れを見ていると、日本政府は灰色決着しようとしたことが分かる。

中国寄りな福田政権の決定的弱点ともいえる。

従業員が横流しした餃子を食って中毒症状を起こしたことを発表した中国も随分進歩したが、福田政権は中国のための政権であることが図らずも露呈してしまった。

追記

これをアップしたところで、いきなり福田首相辞任のニュース速報が流れた。

びっくりした。

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Commented by 新聞配達オヤジ at 2008-09-02 06:35 x
人気ブログランキングからお邪魔しました。
毒入り餃子事件、「悪くても誤らない国」と認識していましたので、
今回の対応にビックリ、福田総理の辞任でさらにビックリな9月1日でした。
こうも、総理がコロコロ変わられると、アジア外交も含めて今後の国政が不安です。

またお邪魔します。
Commented by tetorayade at 2008-09-02 21:02
>新聞配達オヤジ さん
辞任の理由の一つに中国よりの外交も福田首相では問題大いにありでした。中国が非常に残念がっています。
やりやすい相手だったのに。組みしやすい首相だったのに、と。
舐められています。辞めて当然。
by tetorayade | 2008-09-01 20:15 | 海外ネタ | Comments(2)