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by tetorayade

マンション不況が発するシグナルとは

マンション不況が加速している。

原材料の高騰や建築確認申請が長引いたりで、数年前に比べ2割近く高くなったことに加え、買う側のローン審査が通らない人も増えたりで、かなり売れ残っている、という。

売れないものをいつまでも抱えておくわけにはいかないので、マンションデベは1割~2割の価格を下げて再度売りに出しているようだが、それでも売れない。

買う側にすれば、「まだまだ下がる。底値まで待とう」という心理も働いているからだ。

体力のないマンションデベが今年だけでも200社あまり倒産している。

その原因のひとつに金融機関の貸し剥がしがある。ちょっと前なら3期連続赤字で融資がストップしていたが、今は1期でも赤字を出すとストップしてしまうそうだ。

その象徴が今年最大の負債額となったアーバンコーポレーションの倒産だろう。この会社は3月期は過去最高益を出しながらのまさかの倒産。金融機関が蛇口を完全に閉めてしまった結果だ。

マンションデベに対しても厳しいが、買う側のローン審査も厳しくなっている。サラリーマンの給料は9年連続で上がっていないとか。

アメリカのサブプライム問題の影響がこういう形で現れている。

姉歯建築士の耐震偽造問題に端を発し、建築基準法が改正され建築確認申請がことのほか厳しくなったのは官製不況ともいわれている。

90年代のバブル崩壊と今回の不況はかなり異質だ。

前回痛手を被ったのは土地バブルに踊った不動産業者と株投資した会社と金融機関だった。われわれ一般人にはさほど影響はなかったが、今回は全業種に不況感がまんえんしている。

定価販売しなかったブランドバックが直営店で値引き販売されている、という現実は何を物語るのか。

消費をリードしてきた若い女性がブランド品を買い漁らなくなった。

中古ブランド品を扱う店にもバックが持ち込まれて換金するだけで新しいものは買わないらしい。店も在庫が増えるばかりなので、ブランドバックをワゴンセールスに出しても売れない。

不況とは関係のなかったパチンコ業界の落ち込みも激しい。

これに今後は日本の輸出を牽引してきた自動車産業の落ち込みが始まっている。

天皇崩御、バブル崩壊、阪神大震災、地下鉄サリン事件、9.11同時多発テロと歴史の目撃者となっているが、世界大恐慌の体験者だけにはなりたくない。


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by tetorayade | 2008-08-24 11:06 | 社会ネタ