日本のエース野口みずき欠場の北京オリンピック女子マラソンは、始まる前から興味の対象から外れていた。
実に退屈なレースで、途中何度も寝そうになってしまった。
朝から睡魔と闘いながらテレビ観戦していた。
スタートから20キロ付近までは、2時間30分台の超スローペースのレース展開。スタート時点の気温は22.5度、湿度70%でみんな飛び出すのかと思ったが、けん制の中での序盤戦だった。
10キロ地点で、土佐礼子の口が開いていることを解説の有森裕子が発見する。まだ口を開くような苦しい地点でもないし、ペースもスロー。土佐の異常を発見した瞬間だった。
集団の中からどんどん遅れていく。
顔が苦痛でゆがんでいる。
右足の外反母趾が痛くて走れなくなってきたようだ。
20キロ地点では後続選手にどんどん抜かれていく。外反母趾は直接地面に響くので、痛みで足が蹴れないので、とても走れる状態ではない。それでも、苦痛で顔をゆがめながらも土佐は泣きながら走っている。
25キロ地点でリタイアしたが、見ている方がつらかった。
残るは中村友梨香1人。27キロ地点で集団から離されると13位でゴール。マラソンが北京で2回目の中村に期待すること自体が無理な話。
優勝したのは20キロ地点からスパートしたルーマニアのトメスク。まず、かけていたサングラスを沿道に投げ捨てると、今度はキャップも脱ぎ捨て、最後まで行く、と意思表示を示した。
誰も追ってこず、このままゴールしてしまった。
解説の有森裕子はトメスクがパンツの中に入れていたものを取り出すと、それを握ったまま走り続けた見逃さなかった。
何をパンツの中に隠していたのか非常に気になるところ。
それで、ネットのニュースサイトを巡回していて、ライブドアでとんでもない見出しを発見した。なんと優勝が2位に入ったケニアのヌデレバになっているではないか。
トメスクが隠し持っていたものが、失格になったのかと思った。
本文ではルーマニアのヌデレバとなっている。
単なる勘違い。
すぐに間違いに気づいて訂正しているが、ここは記念に貼っておこう。
こっちの誤報というか凡ミスのほうが金メダルだ。
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