消費者金融などでお金を借りて、完済された皆様へ。
こんなキャッチコピーで、朝日新聞の社会面に気になる広告が載っていた。
広告主は弁護士法人。
これは今静かなブームになろうとしている過払い金返還請求というものだ。
で、過払い金とはなんぞや?
利息制限法の利率を越える利息で借入れをしている場合に、利息制限法に引直計算をした結果算出される、本来であれば支払う義務のないお金のこと。
これは個人でも請求できるのだが、弁護士に依頼した方が楽といえば楽。
時間がたっぷりあって、成功報酬を弁護士に払いたくない、というのであればやってできないことはない。
元金は50~100万円程度だった。その金利が膨れ上がり、10年近く経っても5~7口の借り先に毎月12万ほど返済し続けていた。
こんなケースでは支払いがストップしただけでなく、320万円返ってきた。
銀行系は体面を重んじるのか、誠実に対応するので話は早い。
過払いの件でと電話すると取引履歴を調べて返還金額まで教えてくれるそうだ。
いわゆるサラ金屋は一度取り込んだものは返還したくないので、履歴を開示しなかったりで、民事訴訟に持ち込まれるケースも少なくないが、最終的には示談交渉となる。
大手は請求あったものは返す、と腹をくくっているようで返還引き当て金を準備しているようだ。
ま、これまでの暴利を吐き出すことだけのことだが、これはいずれ広まる。
サラ金業界への逆風は続くどころか、確実に淘汰される。
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