琴欧州の初優勝で幕を閉じた大相撲の5月場所。最初はスルーしていた横綱同士の取組み後のメンチ切り問題が日増しに大事になっている。
相撲協会は朝青龍が決着が着いた後で白鵬の背中を押したことは、取組みの流れで起こったことで、不問に伏すという結論を出したことで、朝青龍の天敵ともいえる内館委員が噛みついた。
白鵬は背中をダメ押しされたことに腹を立て、起き上がりざまに、肩で朝青龍の胸をついたことから、土俵の上で数秒間のにらみあいが続き、横綱の品格が改めて問われる事態になった。
専門家から見ればダメ出しは普通の行為で、それに腹を立てる白鵬の方が悪い。
物事には原因と結果がある。けんかも原因があるからけんかになる。その原因を作ったのは朝青龍というのが内館委員の見解。白鵬が一方的に責められるのはおかしい、ということ。
昔から、けんかは両成敗。
最後は両横綱を呼んで厳重注意することになった。
これで因縁の対決という構図ができあがり、本場所がますます面白くなる。そのために2人が仕組んだ演技?なんてことはないだろうが。
ちょっと問題が起きると、すぐに横綱審議会が出てきて、口をはさむ。テレビのインタビューでは内館委員の意見ばかりが流れる。たまには、やくみつるの意見も流して欲しい。
横綱審議会は相撲協会を萎縮させる機関になりはしないかと、そっちの方が心配だ。
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