安倍晋三元首相は北朝鮮政策では強行姿勢を貫いたが、その精神は生き続けていた。男を上げた、とでも評そうか。
歴代の首相経験者らによる胡錦濤国家主席を招いての朝食会がホテルニューオータニで開かれた。
こういう場は友好ムードで終始するのだろうが、安倍晋三は失墜したリーダーとしての資質を取り戻すための汚名返上とばかりに、チベットやウイグル問題を切り出して、場の空気を凍りつかせた、というではないか。特にウイグル問題では中国当局に不当逮捕されているウイグル人の固有名詞を出して問題をあぶり出した。
安部晋三のお膝元の山口補選でも自民党は負けている。
先の参院選では自民党大敗の責任と健康上の理由で謎の辞任をさせられたわけだが、この気概を見ると福田現首相よりはだいぶましだったかな、と。そんな気がしてくる。
小泉首相の後の振り子現象で、あのタイミングで自民党総裁になることは、誰がなっても支持率は急降下しただろう。本当は福田を先に、安倍が後というのが妥当な順番だった。
10年ぶりの中国国家元首の来日。前回は歴史問題を持ち出してヒートアップしたようだが、今回は日本のODAに対して感謝の言葉を述べている。
歴史問題を持ち出せば、チベット問題で切り返されるだけ。そんなこともできない。
オリンピックを成功させるまでは、中国にとっては我慢、我慢の外交が続く。
その後の反動が色々な面で怖い。
おりしも、今日は関西にやってきて、橋下知事らと会談もするようだ。
ここは一発、橋下知事に安倍晋三を上回る過激発言を期待したい。
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