7月8日を持って閉店することが明らかになった大阪・道頓堀のくいだおれ。この報道を受けて、くいだおれ人形の前には連日、多数の観光客が押し寄せ、いつも以上に記念撮影で賑わっている。
先日は週刊誌の取材で漫才の横山たかしが人形の前で、名残惜しむかのように悲しみのポーズをとっていた。
フジテレビのめざましテレビがキャラクター人形と集客の因果関係をくいだおれで調査した。
1時間でくいだおれ人形を撮影したのは627人。で、そのうち店に入ったのは67人だった。約1割が店に入った勘定になる。意外と多い数字だと感じた。これは閉店報道を受けた後だったので、多少割り引かなければいかない。
恐らく、閉店する前に、一度は入っておこう、という野次馬客だと思われる。写真撮影した人の一割でも来店してくれたら、店は潰れることもなかった?
それよりも驚かされたのが42%がくいだおれが食堂とは知らなかったこと。何屋さんかも知らなかっただけでなく、その奥に店があることを知らない人やくいだおれ太郎は大阪の所有物と勘違いしている人も。
ま、実際自分も最初はくいだおれが何屋か知らなかった一人。
キャラクター人形と店のイメージがまったく合致していなかったパターンだ。
くいだおれの場合は、キャラクターだけが一人歩きしていた。キャラクターをもっと店のイメージと結びつける戦略に出ていたら、閉店に追い込まれることもなかった。これが家族経営の限界か。
それより、さらに驚いたのが柿木道子会長がくいだおれ人形にソックリだったこと。親子といってもいいぐらい似ている。
それもそのはず。くいだおれ太郎のモデル会長の実父である創業者の山田六郎氏。
最初は太郎の娘だと思っていたが、人形は年を取らないのでいつの間にか自分が母親で太郎は息子に。だから「よくできた看板息子だった」という名言が生まれた。
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