長寿阻止医療制度
2008年 04月 05日
60歳の還暦は60年で干支が一巡りすることで、生まれた年の干支に戻ったことを祝うもの。
以下、70歳は古希、77歳は喜寿、80歳は傘寿、88歳は米寿、99歳は白寿と続く。
後期高齢医療制度が4月1日からスタートした。75歳からは医療費がかさむという理由から年金から月額にして6000円ほどが天引きされる。介護保険と合わせれば1万円ほどの負担になる。
60歳と80歳では体の特性も随分変わってくる。合併症や認知症が増えるということから75歳で線引きした。
後期高齢医療制度によって本人の負担は1割。年金3万円で生活しているおばあちゃんは「1週間に1回の通院ではおカネがかかるので10日に1回に減らす。病院にもかかれなくなる。長患いしたら自分で命を絶つしかない」と嘆く。
老人を敬うために敬老ということばがあるが、「敬老」から「軽老」へ。要は年寄りは何の役にもたたないのだからさっさとあの世へ行け、というようなもの。年寄りが肩身の狭い思いをしながら暮らさなければいけなくなる。
民主党議員は「長寿阻止医療制度」と非難する。
医療費30兆円のうち11兆円が高齢者医療費だという。
国の天下り法人は4696法人、2万6632人。こいつらを食わせるために年間12兆6000億円を支出している。ほとんどが無駄なカネでそれらを医療費に回せば、年寄りからむしりとる必要もない。
官僚と結託する自民党は自分たちの既得権を死守するために、天下の悪法をどんどん強行採決してきた。
道路特定財源も無駄な道路を作るためのものであることも明確になっている。
単純に考えれば無駄なものをまわせば医療費は簡単に解決できそう、なのだが。
後は総選挙で国民が審判するだけ。
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