朝礼とはナゼするか?と聞かれたことがある。
必要事項を伝達するため。
この回答では○はもらえなかった。
正解はのちほど。
橋下知事が30歳以下の若手職員を対象にした初の朝礼を行った。知事の生の声を聞きたいという要望に応えたものだ。
サービス残業問題に触れた時だった。府庁の始業時刻は午前9時。仮に今回の朝礼を始業時刻前の8時45分から始めた場合、組合からサービス残業代を寄越せといわれたら、「勤務時間中の私語やタバコ休憩は一切認めない」と橋下節を炸裂させた。
これに対して、最後方に座っていた30歳の作業着姿の女性職員が「どれだけサービス残業をやっているか知ってるか!」と噛みついた。
知事のこれまでの発言は「職員同士、職員と府民を分断させているだけ」とまくしたてた。
テレビカメラも回っているのでこの発言が、マスコミにもとりあげられる計算があったかどうかはともかく、知事の訓辞だけでは終らなかった。
「こういう議論がもっとしたかった。サービス残業にも残業代をつけていいものと悪いものがある」とエールを贈るとともに残業代についても軟化した。
ヒートアップしたために予定の15分をオーバーして30分もかかった。
さて、ナゼ朝礼するかという答え。
質問者の回答は「元気を出すため」。
やる気を出して、モチベーションアップのために行うのが朝礼だ、という。
世の中にはできる、と思う人と、できないと思う人の2通り。
できないと思い込んでいる人はマイナスの思い込みがあり、チャレンジしようとしない。
それをできると思わせるのが朝礼だ、と。
マイナス思考になることばはNG。
例えば、「しんどいけど、今日1日頑張ります」「難しいけどトライしてみます」
朝礼の席で、しんどい、難しいはNGワードとなる。
プラスの言葉、夢のある言葉を大声で叫び、モチベーションを上げて1日の仕事に入る。
その言でいえば橋下知事の発言は、職員にマイナス思考を与えるものであった。
橋下知事には「てっぺん」という居酒屋の元気の出る朝礼を体験してくることをお勧めする。
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