奈良市役所のエコ偽装
2008年 02月 22日
簡単にいえば、なるべく電気を使うな、ということ。夏は冷房温度を高くし、冬は暖房温度を下げる。そんな小さな努力の積み重ねによって、電力需要を減らそうということ。
電力需要が減れば火力発電所からのCO2が削減するだったかな?
で、特に税金で賄っている官公庁は率先して職場のエアコン温度管理を順守しなければならない。
ここからは笑い話しのような出来事が実際に起こった。
冬場の暖房温度をそれまでの20度から19度に下げた奈良市役所。見上げた根性かに見えたが、20度でも十分寒いが、さらに1度下げることでの攻防は机の下で行われていた。
なんと、職員の多くがマイ電気ストーブを持ってきて、足下を暖めていたのだ。
この電気ストーブは小さくても電力消費はすごい。
家庭でも分かるがホットかーペットをつけて、トースターや電子レンジを使うとブレーカーがよく飛んだりする。
奈良市では見えない足下で電気ストーブが一斉にたかれているものだから、ついに2月18日、ブレーカーが落ちて、役所内が2時間半にわたって停電。コンピュータ業務などに支障が出た。
これも明らかに、一種のエコ偽装だろう。
エアコンの温度は下げたものの、足下で電気ストーブをたいたのでは何のための、電気代節約なのか分からない。
本末転倒も甚だしい。
だから"お役所"仕事と揶揄されるのだ。
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