キムタク効果?一眼デジカメ市場でニコンが首位
2007年 12月 31日
「イズ ダラ ナイコン」
これに対して木村拓哉は分かりやすい英語でこう答える。
「イヤァ~」
「イツ マイ トレジャー」
これはニコンの一眼デジタルカメラD300のテレビCMの一場面だが、この中で気になるのはD300でもなければ、キムタクでもない。
外人マスターの発音だ。
外人がニコンを発音すると「ナイコン」にるという新発見。それ以来、「イズ ダラ ナイコン」と独り言をいうようになった。
一眼デジカメ市場ではキャノンの独断場が続いたが、ニコンは一眼デジカメのイメージキャラクターにキムタクを起用して、追撃体制に出た。
入門機のD40、D40Xをはじめ、中級機のD90、最新鋭機のD300までニコンの顔となるのがキムタクである。
キムタク効果がズバリ的中したのか、今年の一眼デジカメ市場のシェア率ではニコンが43.3%で初めて首位を奪取。2位のキャノンは39.9%だった。
入門機では新たな女性客を獲得したようだ。
ちなみに、ことし買った会社の一眼デジカメはD90。自分の選択で、シェア率を押し上げることに協力した。
ただし、カメラの専門家の大半は一眼デジカメにおいてはキャノンを推す。
オートフォーカス技術、高感度でも低ノイズを実現する映像エンジンの技術ではキャノンがニコンに大きく水をあけていた。今でもそれは変わらない。
少し前のニコンはノイズが多いと惨憺たる評価だ。
ニコンは銀塩カメラ時代には絶大な力を持っていた。報道のニコンともいわれるほどで、新聞社ではニコンが圧倒的に強かったが、オートフォーカスで遅れを取り、技術革新に乗り遅れた。
キャノンはカメラだけでなく、プリンターまで生産しているように、デジカメ時代をトータルでサポートする技術を持っている。
キャノンも女性客が増えるようなキムタクに匹敵するタレントを起用すれば、すぐにシェアはひっくり返すことができるということだ。
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