ただいま、午後12時55分。
いまやっと起きた。
嫁から灯油を買っておいて欲しい、というメールが入っている。このまま車に乗ったら間違いなく飲酒運転になる。
残っている。かなり酒が残っている。
昨日は14回目の忘年会。おとなしく地元まで帰ったのだが、前々から気になっている店が通勤途中にあり、その店で最後の〆で1人忘年会。
なぜ、気になっているかというと、店に客がいないからだ。
ショットバー風。ガラス張りなので外から中は見える。狭い店だ。店の前を通るのは夜の8時前。この時間帯に客がいない。
きのうは飲んだ帰り。日付は変わっていた。店の看板の灯りは消えていたが、中に客がいるので入った。
2人がけのテーブルが3つ。あとは4人分のカウンター。
閉店時間だったこともあってか、若いマスター1人。
店はイタリアンだった。
飲み物はワイン中心。
グラス1杯650円。
シェフがいればイタリアンの腕を振るうがもう帰ったあとだった。
あの場所でイタリアン。
通勤の人通りはある。
近くには牛角もある。そこそこはやっている。
マスターと話し込む。
ワインは2杯目が空になる。
カウンターの奥にはでっかいエスプレッソマシン。昼間はカフェとランチもやっている。
もともとはこのエスプレッソカフェをやりたいために店を開いたらしい。
内装は自分たちで手作りだった。
その過程は毎日見ていた。一向に店が開かないのはそのせいだった。職人に頼めば1週間もあれば終わるところを1カ月以上もかかった。
そういう過程も見ていたので気になっていた。
ワインはもともと飲まない。違う酒がないかと聞くとマスターがとっておきのものを出してきた。これが二日酔いの素だ。
メモっていないので酒の名前は忘れた。
飲んだこともない種類の非常に強い酒だった。これが酔っていてもうまい。
お猪口に入れた程度の量をかわいい形のグラスに入れる。マスターのグラスへのこだわりを感じさせる。
話しているときもワイングラスを丹念に磨いている。
こ1時間はいただろうか。
今度はシェフ自慢のイタリアンを食べに行ってみるか。
自分が目をかけた新しい店は不思議と潰れていく。
そのジンクスが破られることを願う。
追記
これだけ飲んだ場合は、いつも吐き気を催すほどのひどい二日酔いになるのだが、うこんを飲んだおかげで、それがない。
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