佐世保乱射動機は失恋インストラクター?
2007年 12月 17日
佐世保のスポーツクラブ乱射事件で、犯人が自殺したとなれば後は殺害理由を関係者からの話を元に類推するしかないのだが、インストラクターに対する失恋説というのがやっぱり出てきた。
最初は自分もそう思った。
プールへまっすぐに向かってプールで乱射している。しかも、逃げたインストラクターを追うようにして殺害している。
犯人が死亡した後では、失恋説もそれを補完するように理由をつけていくしかない。
スイミング教室へ通うようになって性格が暗かった犯人が明るくなり、あいさつまでできるようになった。さらにぼさぼさだったヘアースタイルも、ちゃんと整えられるようになった。
インストラクターが教える時間帯の教室でスイミングを習っていた。
インストラクターに恋心を抱いていた。
遅まきの初恋だった。
それまでは釣りや射撃、車が趣味だった。
定職もないのに、親の退職金を目当てに趣味には金をつぎ込んだ。三菱のデリカスターワゴンの新車も買ったばかりだし、釣り船まで買っている。釣竿でも5万円の高価なものを買っている。趣味の道具に金の糸目はつけないタイプだ。
友人の証言として猪突猛進タイプの犯人が振られたことによって自暴自棄になった、ということだ。
ところが、犯人のケータイの通話記録ではインストラクターとの通話記録もなければ、犯人のケータイにインストラクターの電話番号も登録されていない。
女性と付き合ったこともない犯人は電話番号を聞きだす前に玉砕したんだろう。
サラ金に数10万円の借金もあったというが、借金苦から自暴自棄になったことも考えにくい。
乱射振りは自暴自棄の表れなのだろうが、失恋というだけでは友達を道連れにした合理的な殺害理由がやっぱり分からない。
そういう場合は、夜中に近所へトイレを借りに行った奇行があるように、やはり精神的なことに起因してしまうのだろうか。
あ~あ。
ため息しか出ない。
人気ブログランキン

鬱積した不満が一気に爆発したんでしょう。
ここまで、犯人をダメにした原因、当然、本人が一番なんでしょうが、親もきちんと育ててきたのか? と疑問が残ります。
そもそも、自宅に転がり込んだ息子が猟銃を3丁も所持していることに、危機感を持っていなかったことが異常です。
これから殺害の理由を推測する作業が始まっていますが、早くもストーカーだったというようなことも。一目ぼれして職場を突き止めてスポーツクラブの会員になった。
ふられた。
自暴自棄になり、友達を呼んで友達の前で殺人鬼振りを発揮した。
単なる基地外の世界。
これでは小説にするのは難しい?
粘着質のストーカーでしたね。
のめりこむタイプなので、一度でもふられたらダメなんでしょうね。
こんな精神異常者に易々と銃の所持許可を出す現在の銃刀法に問題あり。

そして自分が死ねば少しは自分のものになった気がする。
そんなところでしょうかね。
ところで、ニュースでは犯人が病気だと決め付けてたけど、変わった人奇行の人が必ずしも精神病とは限らない。
本人が死んでしまっては、もう精神鑑定のしようもない。
テレビでちらっと写ったけど、銃を所有する免許は癲癇持ちは得られないけど、精神疾患に対してそんなに細かい但し書きは書いてなかった。
世の中の頭のおかしい人のうち、自分で困る事があったり周りが気づいて病院に行って病名が分かるのはごく一部かもかも知れない。
そうなると自分で自覚してない精神疾患の人は、銃の使用許可を得る時に自分の病気を申告する事もないから、これからも多くの頭おかしい人達が銃を所有するであろう。
自分のものにならないから殺す。
この時点で十分おかしいのですが、友達を巻き添えにするために用意周到なところが不可解。