間一髪とはまさにこのことだろう。
今朝、沖縄・那覇空港で起こった中華航空機の炎上事故だ。定員158人のところに乗客157人。ほぼ満席の中で全員がシューターで脱出するまでに90秒。その後炎上大爆発。全員が助かったのがまさに奇跡的としかいいようがない。
台湾発の中華航空機ボーイング737-800が那覇空港に無事着陸したのは午前10時27分。機体が停止後に右翼エンジン付近から白い煙が出始めすぐに引火。さらに漏れた燃料が地面にたまり引火して左翼エンジンまで伝わり大爆発したのが35分だった。
炎上した原因は燃料漏れだが、どうして着陸後に漏れたのかはまだ原因が究明できていない。
この機体は2002年7月からの就航でまだ比較的新しい機体、ということだ。
品質管理、整備不良などが考えられる。
中華航空機事故で記憶に新しいのは、1994年名古屋空港で着陸に失敗したエアバスが炎上し264人が死亡。2002年には香港へ向かっていたボーイング747-200Bがに圧力隔壁の不完全な修理のために金属疲労を起こして空中分解。乗員乗客225人全員が死亡した。
中華航空といえば格安チケット業界では人気の航空会社でもある。
安さの秘密が機体整備のコストダウンによってもたらされているのであれば、本末転倒である。
乗客の大半は台湾人の観光客である。
全員が着の身着のままで放り出されたわけだが、予定通り3泊4日の旅行を続ける人も多い。帰りの便も中華航空機に乗るのだろうが、平常心でいられるのだろうか?
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