人気ブログランキング |

日々のニュースから業界ネタまでかきなぐります


by tetorayade
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

白い恋人の裏切り

白い恋人のことをずっとホワイトチョコだと思い込んでいた。

その誤解を解いてくれたのが先月、札幌へ出張に行った人からお土産だった。

「○○さんだったらお酒の方がよかったですね」と差し出されたのが白い恋人だった。家に帰って開けてびっくり。クリームを挟んだビスケットだった。甘いものはあまり食べないが、これが旨い。一気に5~6個食べた。

ホワイトチョコはライバル企業の六花亭の商品だった。

白い=ホワイト。恋人=チョコレート。やっぱりイメージ的にはホワイトチョコのほうが似合っている。

北海道を代表するお土産であり、コンサドーレ札幌のユニフォームの胸スポンサーでもある北海道を代表する企業に成長した白い恋人の石屋製菓が賞味期限の改ざんで揺れている。

白い恋人を扱っていたデパートや空港、駅などの売店から商品が一斉に撤去された。いま、白い恋人を買おうと思ったら白い恋人パークへ行けば買えるようだ。

みやげ物店がいつまで自粛するのか。倒産することはないだろうが、社長のお詫び行脚も必要だろう。

事件が発覚した経緯は、社員と思われる人からの内部告発だった。

6月30日、アイスクリームから大腸菌が検出、7月28日、バウムクウヘンから黄色ぶどう球菌が検出された。

このことを8月9日、社員が札幌市保健所に電話した。

今回は保健所の対応は早く、翌10日には抜き打ちの立ち入り検査を実施した。

このことを石水社長に報告したのは13日。

そして、14、15日と今回のことを記者会見する中で、新たに白い恋人の賞味期限の改ざんが発表された。

売り上げも順調に伸び、順風満帆の企業に、なぜ賞味期限を改ざんする必要があったのか。疑問はこの一点に集中する。

4月に白い恋人は30周年記念商品を発売していたが、予想以上に売れ残り、大量の返品が見込まれた。そこで、この在庫をどうするか取締役を交えて会議が開かれた。賞味期限の日付を変えることはよくない、と一時はそんな意見も出たが、「クッキーは腐るものではないので1カ月ぐらい賞味期限を変えても、ま、いいか」となったようだ。

最初に、アイスクリームから大腸菌が検出されたときは、苫小牧のミートホープの偽装ミンチ事件で連日連夜にわたって報道されていたころだ。

偽装ミンチ事件が4月に起こっていたら、日付の改ざんもなかったものと思われる。

棚ぼた式に忙しくなるのはライバル企業の六花亭だが、ふんどしを締めてかかれよ。

追記

賞味期限の改ざんは11年前から恒常的に続けられていたようだ。
30周年の限定品に限ってのことではなかったのだ。

返品で帰ってきたものを試食して、焼き菓子なので4カ月を5カ月にしても大丈夫だろう、と。

自ら育て上げた「白い恋人」のブランドイメージを自らの手であっさりとぶち壊してしまった。


人気ブログランキン
by tetorayade | 2007-08-16 09:35 | 社会ネタ