赤城大臣がとうとう辞表を提出した。
ところが「更迭」か「辞任」か--テレビニュースを見るとどうでもいいようなことを記者は一生懸命追求している。
新聞の見出しに更迭か辞任かのどちらを選ぶかで意味合いが違うからなのだろうが、朝日は「更迭」になっている。
記者会見で赤城大臣は「私から国務大臣の職を辞したいとお願いした。総理からも『分かりました』」と自ら辞任を出した、と強調。
辞表を出した理由は「今般の参院選で私に関する報道が与党の敗北の一因であることは紛れもない事実」とA級戦犯だったことをあっさりと認めた。
午前11時官邸で2人だけで話し合われた。時間にして20分あまり。
会話の中身はあまりいいたがらなかったが、「総理のほうから辞めなさいということはなかった。会話の中で阿吽の呼吸だった」とあくまでも自分から辞めたことを強調していた。
安倍総理は「これから事務所を建て直してやり直したほうがいい」と肩をたたき、その場で辞表を書いた、というのが真相のようだが、安倍総理は参院選の敗北が原因ではなく、事務所費問題だったことを強調した。
参院選敗北が理由なら、火の粉が自分に降りかかるからだろう。
安倍総理は責任を取って辞職するべきだという石破茂・元防衛庁長官は「赤城大臣は才能、見識、能力があったが発揮することなく終わったことは国家の損失」と持ち上げた後「任命した人が悪い」とバッサリ。
自殺した松岡大臣と同じ問題を抱えた人を任命した安倍総理が、スキャンダルという身体検査を徹底的に行いもしないで、内閣が命取りになることに配慮しなかったことを「任命者責任」として徹底的にこき下ろした。
安倍総理は「任命責任を踏まえ、内閣改造に努めたい」と相変わらず責任を取る気はないようだ。
その対応に国民は安倍内閣にNOを突きつけたのに、馬耳東風だ。
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