日本の食料自給率は40%、と先進国では最低の水準だ。
自給率が低いために、危険な中国から輸入しなければならないわけで、中国産の「毒食」を排除するためにも自給率を高めることが、結果的には食の安全にもつながる。
日本の農水行政は既得権の保護のためだけに注力を注いでた。その結果農業に従事するのは超高齢者だけで、これでは国際競争力に勝てるはずもない。価格の安い輸入品に押されて日本の農業はどんどん衰退していくばかりだ。
目先の年金問題も大事だが、日本の農業を育成することを赤城大臣はアピールしてみたらどうだ。介護がビジネスになり若者が就くようになったが、次は農業に若者が就く政策を打ち出すべきだろう。
中国の食の危険が集中砲火のごとく報道されている。
ところが、中国の食の危険性はでは今に始まったことではない。ダンボール入り肉まんも10年前から作られていた、という。
中国の放送局がダンボール肉まんのスクープ映像を撮影できたのも、中国政府公認の元に報道管制が解けた、とみなす見方もあるようだ。
つい、最近も国家食品・薬品監督局のトップが製薬会社に頼まれて偽薬を承認した見返りに賄賂として1億円を受け取っていたことが発覚して、判決からわずか40日で死刑が執行されたことなどは象徴的なできごとだ。
日本で官僚が賄賂をもらって死刑になることはあり得ない。
建設現場でも手抜き工事がはびこっている。極めつけは99年、重慶で起こった架橋工事現場の崩落だ。不適格業者を参加させ、手抜き工事をしたことにより、多数の死者が出た。このケースでも中国政府は工事責任者を即刻死刑にしている。
明らかにみせしめである。
すべては北京オリンピックを1年後に控え、不正やニセモノの大掃除したい中国政府の肝いりだ。中国4000年の嘘と誤魔化しの歴史で、オリンピックが開かれる北京の庭先のごみを掃いたぐらいで不正やニセモノが一掃されるわけがない。そんなことは中国人が一番よく知っていることだ。
中国では清の時代から役人の汚職は伝統文化となっている。
「官庁は四方八方開けっ放しだが、銭のないものは入るなかれ」という諺があるように、中国では賄賂がなけれが、何事も進まない。
「中央に政策あれば地方に対策あり」
これも有名なことばだ。
ニセモノは地方の村、郷、鎮といったところで地域ぐるみで作られている。それを賄賂をもらって地方政府が保護しているのだからなくなるわけがない。地方の役人は国益よりも個人の利益のほうが大事なわけだ。
偽札で給料が支払われていたことが問題になっていたが、これも昔から中国政府が頭を抱えている問題で、いくら取り締まっても後を絶たない。
銀行から引き出した紙幣の中で100枚のうち5~6枚は偽札というのが中国での常識。偽札対策に2000年に新札を発行したが、焼け石に水だ。
自分たちの身の安全を守るために偽札鑑定機はホテルや百貨店はもちろん、一般商店にも設置されているようだが、、この鑑定機もニセモノではないかと疑いたくなる。
中国人を風刺したこんなことばがある。
「儲けたければニセモノを作ればいい」
「儲けたければ人を騙せばいい」
中国人がたくましく生きていくために4000年の歴史の中で学んだ格言でもあろう。
さらに中国には「世の中に3年の好況はない」という諺が。
意味は、中国市場で人気が出たとたんにコピー商品があふれ、ダンピングで値が崩れ、メーカーは次々とつぶれて行く。
中国人を知れば知るほど隣人として付き合えなくなる。個人個人はいい中国人もいる、なんていっている場合ではない。そんなことをいっているお人よし日本人がいるから、中国人のいいかもになる。
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