この前、フジテックの茨木工場の前を通ったら広大な更地になっていた。
フジテックのシンボルでもある実験用のオレンジ色のエレベーター棟だけが、ポツンと取り残されていた。
この跡地は何に使われるのか、と思いをはせながら工場の前を走り去った。
フジテックの本社は茨木市だとばかり思っていたら、偽装問題で、彦根市であることがわかった。
エレベーターに使われる鋼材が強度不足のものを使っていることが判明。材料を納入した商社とフジテックの間で、知っていた、知らなかったと責任のなすりあいになっている。
茨木市にはフジテック製のエレベーターが公共施設を中心に多数使われている。今朝乗ったばかりの駐輪場のエレベーターもフジテック製。普段使っている分には火急の問題はないというが、こういう乗り物は何より、安全性と信頼性が問われる。
最近は中国叩きをすると日本でも中国級の信じられない事件が明るみになる。
やっぱり美しい国、日本の再生が求められる。その舵取りを安倍総理に信任するわけではない。
追記
やはり、以前は茨木が本社だった。
2006年4月に彦根に本社と工場を移転するのに伴い、茨木工場の跡地の地質を調査した。その結果、長年にわたって鉛を含んだ塗料を使っていたため、その汚染物質が地中にしみ込んでいた。
土壌汚染が分かり茨木市から土壌浄化の改良命令が出ていたようだ。
汚染された土を掘り起こし、新たにきれいな土を入れて元通りにしたもようだ。浄化処理は完了した、と誇らしげに発表しているが、汚染された土はどこへ持って行った?
こっちが気になる。
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