偽装牛肉ミンチを販売したミートホープの田中稔社長は断罪されなければならない。
偽装を自ら指示しながら、なかなか認めようとしなかった往生際の悪さにまずは天チュウ。
工場長の相談があったとか、なかったとか、豚肉を混ぜたとか、混ざったとか、と曖昧な表現で記者の質問をヘラヘラ顔で、のらりくらりとかわしていた。
工場長は気の弱そうなおやじ。
記者が工場長に「相談したのか」「指示されたことはあったのか」と執拗に問い詰める。口ごもる工場長。
ここで社長が「相談された」と間に入った。
この嘘発言に対して役員でもある社長の長男がたまりかねてこう切り出した。
「社長、本当のことをいってください。曖昧な表現を止めて、やったのなら認めてください」と懇願した。
息子の反逆に内心うろたえただろうが、ようやく社長が先頭に立って指示していたことを認めた。
これを受けて工場長は呪縛から解放され「もう、雲の上の人ですから何もいえません」と本音を漏らした。
ミートホープの元幹部は去年2月、北海道農政事務所へ牛肉の心臓を混ぜている、と告発したが取り合ってもらえなかった。
偽装したことが何より一番の問題だ。
内蔵を混ぜた、心臓を混ぜた、鳥の皮を混ぜたと騒いでいるが、焼肉屋ではみんなホルモンを旨い、旨いと食べているではないか。本来、食肉に捨てるところはない。
食の安全が脅かされている、というキャスターもいるが、食べて死ぬようなものを混ぜたわけではない。
偽装する前に、田中社長は混ぜたほうがよりおいしくなることを世に広める努力をすればよかったのに。
しかし、あの人相では世の中が許さない。
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