モンスターペアレント(問題を起こす保護者)。
けったいな言葉が生まれたもんだ。理不尽な要求を学校に突きつける親のことだ。
その代表例が「学校は義務教育だから給食費も払う義務はない」と身勝手な論理を涼しい顔でのたまうバカ親のことだ。貧乏で給食費が払えないわけではない。
そのほか、中学校教師が体験した具体例ではこんなケースもある。
●授業中にお菓子を食べたので注意したら「おなかがすいていたのにかわいそう」とクレームが来た。
●運動会の練習で「気をつけ」と号令をかけたら「軍隊みたいな教育をするな」と言われた。
●携帯を取り上げたら「親が買ったのだから親のものだ。教師が取り上げるな」と言われた。
●どの教師がどのクラスを担任するかを勝手に考えて「この通りにしろ」と校長に言いに来た。
●朝礼の時に態度が悪いので大きな声で名前を呼んだら「みんなの前で叱らなくても、うちの子は後でそっと話してくれたらわかる子なのに…」と文句を言われた。
●近所のごみに火をつけて遊んでいて(燃えなかったけど)警察に通報されたら「先生がこの事件をもみ消してくれ!」と頼まれた。
社保庁の出鱈目ぶりから年金をちゃんと払っているにもかかわらず、もらえない人たちの救済問題。自民党は参院選対策のために「年金時効停止特別措置法案」を強行採決して甘言を並べ立てる。選挙が終わればそんなことは反故になるのであろうが。
いま、年金をもらえるかどうか直面している世代は、払ってもいないのにこのドサクサに乗じて「払った」、「払った」と騒ぐ人は少ないかもしれないが、これがモンスターペアレント世代になると空恐ろしいことになる。
給食費も払わないモンスターたちにとって社保庁の出鱈目ぶりは突っ込みどころ満載。今頃、払っていない親をけしかけて、払ってもいない年金を騙しとることを画策しているかも。
さらに「年金を払っても自分らが受給できるころにはちょっとしかもらえないのなら、年金払うのヤ~ンピ」。またまた身勝手な論理を振り回し、年金制度そのものを崩壊させて行く元凶になるんだろうな。
人気ブログランキン