サンジャポの街頭インタビューで同一人物がたびたび出演していたことが、ネットで話題になっていたが、この問題をマスコミも取り上げた。
それによると、去年12月から今月までに4回出演していて、1~2回は偶然で、あとはディレクターが連絡して仕込んでいた、という。発言内容の誘導や金品の授受はなかったらしい。
街頭インタビューの仕込みはテレビでは常套手段と思われる。特にバラエティー番組では、面白いコメントや見た目のインパクトが重要になる。それを限られた取材時間で探し出せ、というのは至難の業。
と、なると保険のために仕込が必要になってくる。
それこそ、この問題をつつき始めると、民放の番組作りを根本的に見直さなければならなくなる。
捏造は別問題だが、やらせ、仕込みを一切禁止したら番組が作れなくなるだろう。
NHKスペシャルなどのドキュメンタリー番組について、たかじんがこんなことをいっていた。
「「NHKはな、熊を撮りに行ったまま5年帰ってけ~へんねんで」
潤沢な制作費と制作時間がたっぷりあることを揶揄していたわけだが、面白い街頭インタビューを撮るのにそんな悠長なことはできない。
むしろ、バラエティーよりも報道番組で、局が意図する意見だけをつなぎ合わせて世論誘導するほうが、よっぽど問題だ。
で、サンジャポの問題で、金品の授受はなかった、とされているが、ここにひっかかる。
お金は渡さなくてもボールペンぐらいは渡していると思われる。
ケチな関西のテレビ局でも、仕込みの謝礼として3色ボールペン1本はくれた。東京ならもっと豪華な粗品を渡しているはずだ。
ここを正直に吐け。
人気ブログランキン