離婚問題しかり。
誠意のない森進一の人間性が出た結果だろう。
還暦を迎える年なのに、人間的に丸みのある顔つきではない。悪い意味で人生が顔に出ている。
事の発端は去年の紅白。
森進一が「おふくろさん」を歌っているのをこの曲を作詞した川内康範氏がたまたま観ていてた。曲の冒頭に本来はなかったせりふが入っていることに気づいた。
「あれだけ、注意したのにまだやっているのか!」
森進一はコンサートなどでは30年も前から本来の歌詞にはないせりふを入れて、歌っていた。
そこで10数年前に川内氏は作詞で言えば盗作に当たると、注意したが森進一側は「はいはい」で済ませていたようだ。
森進一に説明を求めたところ、約束の日に、体調不良を理由にドタキャンしたことが逆鱗の始まりだった。
「体調が悪い?はってでも出て来い。さもないと、俺の曲は歌わせない」と激怒したところ、森進一サイドは「結構です」。
これに川内氏はぶちぎれた。
「人間として失格だ!」と吐き捨てた。
ここで森進一サイドは見事にクレーム対応の第一歩を間違えた。すぐに謝っていれば済んだものを森進一という妙なプライドが「なぜ、森進一様が出向かなければならない」と居直った。
火事と一緒で火の小さいうちに消せばすぐ鎮火するのに、初期消火に手間取ると、火の手はどんどん広がり、自分一人の力では消せなくなる。
「おふくろさん」は森進一の代表曲といってもいいだろう。紅白で6回も歌っている。
川内氏の態度が硬化してるのを知ると、一転して謝罪する方向で、直接、川内氏が宿泊しているホテルに出向いたが、門前払いを食らう。
川内氏は作詞だけでなく、映画の原作、脚本、監督を務めるほか、小説も手がける重鎮であることを今回の一件で知ることになる。
ハイヒールのリンゴが川内氏の長く飛び出している耳毛をネタにしていたが、これは川内氏の頑固さを物語るもので、ちょっとやそっとでは収まりそうもない。
ちなみに、問題のセリフはこうだ。
いつも心配かけてばかり、
いけない息子の僕でした
今はできないことだけど、
叱って欲しいよもう一度
なるほど、今の森進一そのものではないか。
で、川内氏が叱ったわけか。
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