死刑と無期懲役の判断の境目がよく分からなくなってきた。
しかし、裁判員制度が始まれば、このケースは間違いなく死刑を求刑するところだが、裁判官は無期懲役を選択した。
犯人の自供によると放火200件、強姦40件に達している。しかも強姦相手は小学生が中心。放火の結果、5人が死亡している。
放火は重罪。それを200回も繰り返している。それだけでも、200年の無期。
その結果、5人が死亡している。
これだけでも十分死刑に値する。
強姦相手は将来がある小学生。心の痛手は計り知れない。
数百字の産経新聞報道を読む限りでは、どうしてこんな残虐無慈悲な犯人が無期懲役で生かされるのか、疑問に答えてくれる部分が完全に抜け落ちている。
そう、精神病を患っているようなことも書いていない。
それなら、これを読んだ読者の大半は、無期懲役の判決に対して憤りを感じているはず。
実際にその裁判に関わるようになれば、違った判断になるのだろうが、新聞記事を読んでの判断では、裁判員制度は死刑囚を増やすための制度にしか思えない。
裁判官は死刑判決を一般市民にさせたいわけなのか?
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