ふぐをご馳走してくれるというので、待ち合わせの店に向かった。
場所は上本町。鶴橋より。
店の中に入って匂いに驚いた。
ふぐ屋といったのに、この匂いは焼肉屋ではないか。
宴席は始まったばかり。テーブルにはてっさが並んでいる。やっぱりふぐ屋のようだが、でも、目の前には炭火のひちりん。ふぐも出す焼肉屋なのか?
「ここは焼きふぐが名物。鍋はどこでも食えるけど、これだけ旨い焼きふぐを出す店はない」と今日の宴席に招いてくれた部長。
ふぐの本場、博多からこの春大阪へ転勤して来たばかり。聞けば連れてきてもらってすっかり気に入った様子。
本来ならナンバ界隈で宴会を開くのが普通だが、わざわざ上本町まで来た意味は、焼きふぐを食してすぐに納得する。
塩、にんにく、たれの3つの味で焼きふぐを楽しめる。
食べる順番も塩、にんにく、たれの順で食べていく。
塩はあっさりふぐ本来の味を引き出す。
にんにくは生にんにくの辛さがマッチする。
とうがらしが効いた辛口のたれはあまがらさが、ふぐを引き立てる。
普通、さかなは焼けば身が崩れるものだが、ふぐはそれがない。歯ごたえもあり、肉を食べているような食感だ。
どの味も捨てがたい。
おかわり。
追加で、今度は皮にもチャレンジ。
この匂いが焼肉屋を感じさせる原因だったわけだ。
ひとしきり焼きふぐを堪能した後は、鍋に。
最後は雑炊で締める。
ふぐ好きなら「夢鉄砲」は一度行く価値はあり。
でも、ちょっと高いかも。皮ですら1人前1000円してた。
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