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by tetorayade

一世一代の大博打に出たソフトバンク孫社長

自慢することでもないが、何度も書いているようにDポ時代からの筋金入りウィルコムユーザーだ。

で、ふと感じたことが、ウィルコムでは当たり前のなんでもないことが、他のキャリアでは凄いことらしい。

今日からスタートしたナンバーポータビリィティで、一番打撃を食らうであろう、と予測されているソフトバンクがついに反撃に出た。

「大人の対応をする」と値下げ競争はしないかのように見せかけていた同社だが、「予想外の動きをするソフトバンク」キャンペーンを完結させる発表を孫社長自らが行った。

コードネームは「予想外割引」。それが正式な商品名でもある。

ソフトバンクが用意した予想外は全部で6。最後の6つ目の予想外だけは26日、店頭で発表するようだ。

まず、音声通話、メールが0円。

この0円。からくりは色々ある。加入から2カ月間は通話、メールとも無料、というキャンペーン。本来はこのプランを適応する場合、ゴールドプランという基本料金9600円に加入しなければならない。

ここからはジャパネットたかたの乗りになってくる。

「この際、このままずっと行きましょう。2カ月の無料期間が過ぎても、ウィルコムより安い2880円の基本料金で通話、メールが0円」

ウィルコムを大いに意識した、同じキャリア同士なら音声通話が0円だが、午後9時から午前12時59分までは音声通話が一番込み合う時間帯なため、この時間帯は1カ月200分までに制限されている。それを超えると別途料金が発生する。つまり無料と表現するのは誇大広告に抵触する。

メールにしても1回当たり250文字以内で、それを超える場合は小分けして送らなければならない。

色々制約がありすぎ。

ウィルコムはメールでもそんなせこい文字制限もなくタダ。

さらに孫社長が誇らしげにいっていたのがYボタン。

これで一発でヤフーに飛べるので、これまでケータイサイトではニュースを見るにも必要だった月額のコンテンツ料が不要になり、何でも無料のインターネットの世界につながる、ということだが、どれもウィルコムではすでに実施されていたこと。

ケータイでヤフーが見られる。それがどうした。そんなに凄いことなのか、と鼻で笑ってしまう。

フルブラウザー搭載のウィルコムは2年以上も前から、パソコン用のインターネットの世界を定額で自由に歩き回ることができている。

ウィルコムを使ったことがないユーザーにはこれがことのほか凄いらしい、というのが不思議でならない。

ま、ここまではウィルコムの世界では当たり前すぎていたことなのだが、ソフトバンクは子供の喧嘩にでた。

家族割りや学割、年割りなどドコモ、auのすべての料金プランをそのまま引継ぎ、さらに210円引く、と大勝負に出た。

番号持ち運びになってもその料金プランがネックになって、1割以下しかキャリアを変える予定がないといわれていたが、こりゃ、食指が動くだろう。

さらに、他社がソフトバンクに対抗して値段を下げてきたら、24時時間以内にそれよりもさらに値段を下げる、というんだから体力の消耗戦になってくる。

「今までのケータイ料金は何だったんだろう。無料が当たり前のインターネットの常識をケータイで実現する」

ボーダフォンはつながりにくいと悪評だったが、基地局も4万6000局に増やし、もうつながりにくい、とはいわせないそうだ。その具体策は公表していないが、パチンコ店の屋上にアンテナを立てる戦略である。

それもあくまでも予定であり、約束手形でしかない。ここが孫社長の詐欺師すれすれのやり方。

さらに、新機種も15機種を発表。選べる、選べる。

ここまでやられるとドコモ、auユーザーの心は揺らぎまくるだろうが、ウィルコムユーザーはそれがどうしたの。

インターネットの価格破壊を実践した孫社長が、本気になってケータイ電話の価格破壊を起こそうとしている。

ま、通話時間で課金する料金体系が電話会社をボロ儲けさせたビジネスモデルだったが、それを定額にしてユーザーを獲得しようとするのが孫社長の戦略。それはそれで支持できるが、稀代のペテン師孫社長率いるソフトバンクユーザーになることは今のところない。


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by tetorayade | 2006-10-24 19:37 | 社会ネタ