少年法VS報道の自由。
またまた週刊新潮がやってくれたようだ。またまたとは少年法を破って犯人の実名と顔写真を報道するのは、今回の山口・徳山高専事件の容疑者の件が初めてではないからだ。
少年法では、殺人事件のような重大な犯罪を犯しても、本人の実名や写真を公表、報道することを禁じている。正しい判断ができない未成熟な状況で犯した犯罪であり、将来ある若者を更生させることに主眼を置いた少年法に則れば、そのチャンスを与えるために、実名報道してはならない、というのだ。
その主旨に対して週刊新潮側は「凶悪事件において、犯人の身柄確保以上に優先すべきことがあるはずがない。そのための実名と顔写真の公表は、犯人の『自殺・再犯』の抑止にもつながる」と独自の理論を展開して掲載に踏み切った。
また、日弁連が同社に対して抗議文を送るのだろうが、報道の自由を盾に堂々巡りで終わるのだろう。
報道に自由という印籠は、国民の知りたいことに応える、という建前で、販売部数を伸ばしたいだけ。
所詮、商業雑誌ですから。
で、今週号は何万部増刷した?
人気ブログランキン