北朝鮮の国策事業といえば、覚せい剤、偽札、偽タバコの3本柱。いずれも非合法なことをやって外貨を稼ぎ出してきた。
その国策事業が大ピンチに陥っている。当たり前といえば当たり前。
警察庁は北朝鮮ルートは水際で遮断してきた。
今年上半期(1~6月)の覚せい剤の押収量は13.1キロで前年同期に比べ85.6%減り、北朝鮮ルートの壊滅作戦が奏功したと警察庁も胸を張る。
不審船事件で沈没した北朝鮮工作船から回収した携帯電話の通話記録から韓国人のキーマンが浮かび上がり、主犯格を逮捕したことも大きい。
海外への販路が断たれたために、覚せい剤は北朝鮮国内での消費が目立っている。食糧不足の飢えを覚せい剤でごまかしている。
偽タバコの本場は中国だった。
2008年のオリンピックに向け、中国当局が偽タバコ工場の掃討作戦に乗り出したため、偽タバコを作るところがなくなってきた。その話に北朝鮮が渡りに船とばかりに乗っかった。
ただ、覚せい剤や偽札に比べれば、タバコは利益率はよくない。偽タバコの利益で国民を食わせることはできない。
残されたのは核兵器開発しかない。
テポドン2の発射実験は失敗したように、これでは買い手はつかない。
経済封鎖がこのまま続けば、後は軍隊が暴発する最悪の事態が待っている。
再びミサイル発射準備に入った、との報道もある。
ミサイル発射を止める代わりに食料を送れ!と得意の瀬戸際外交がまた始まった。
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