地元ネタをスルーするわけにはいかない。
結果的には3人の女性を監禁。1人は変死しているにもかかわらず、大阪・茨木署は捜査に本腰を入れようとしなかった。
ブラックリストに載っているわけだか、捜索願があった時点で徹底的に容疑者を疑うのが本筋だろうに。
どこの警察も事件が起こることを極度に嫌う習性があることが、秋田の畠山鈴香事件でも分かったが、村本卓也容疑者の監禁事件は、捜査しなかった背景に、何か黒い影を感じる。
村本容疑者の父親は建設会社を経営しており、村本容疑者が住んでいたマンションも父親の持ち物だった。
バブルの崩壊で会社は倒産してしまったようだが、建築業界=市会議員=警察というつながりは地方都市ではよくあること。
倒産したとはいえ、村本のおやじから世話になっていた市会議員が警察に働きかけて事件をもみ消した、なんて構図が浮かんできた。
家出人捜査願いが出ていた女性は、村本容疑者のマンションで変死体となって発見された。
めしも十分与えられず、体重はがりがりにやせ細り、全身に殴られた跡がある皮下出血。事件性のある変死体として扱いながらも、栄養失調による凍死、という原因にして、村本容疑者の関与がなかったかのような方向へ死因を持っていっている。
それ自体捜査を打ち切る理由になっていない。
むしろ、捜査を打ち切る力が働いた、と見るべきだろう。
こうした“前科”があるにもかかわらず、3人目の犠牲者を出す結果となったのは茨木署の捜査の怠慢といわれても仕方ない。
警察が本気で動かなかったから3人目の犠牲者が生まれた。
衰弱はしているが命を落とさなかったことは幸いだろうが、一生心に傷を持ち、社会復帰がちゃんとできるか心配される。
茨木署がこんなにも頼りないとは思っていなかった。
事件が起こっても何の役にも立たない警察を税金で養うことに何の意味があるのか。
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