瞬間湯沸かし器のネタなのに、事件発覚から1週間以上も経過してやっと取り上げてみる。
一番最初の記者会見で、若はげのボンボン面した人物を見て、これ2代目社長だと直感したが、やはりその通りだった。
去年9月にパロマの社長に就任したばかりの小林弘明社長だった。
で、取り上げる気になったのが、このボンボンをかばうおやじである小林敏宏会長の溺愛発言だ。
「事故がおきたときはまだ社長ではなかったので、社長に責任を負わせることはできない」というような主旨のことをいっているらしい。
どこまで一般常識と乖離しているのだ。
事故が発覚したときは外部の不正改造でメーカーには一切責任はない、との強気な発言で世間の顰蹙を買う。ほどなく、不正改造は系列のサービス会社がやっていたことや、経年によって事故が起こることも発覚して今度は謝罪会見となる。
パロマは創業90年になる非上場・小林一族の同族会社で、製造部門のパロマ工業と販売のパロマに分離している。
敏宏会長は時期を見て辞任の意向を示しているが、ここで弘明社長を辞任させるわけにはいかないお家事情が先の発言に表れている。
代々続く小林家の経営権を他人に渡すわけにはいかないのだろうが、それが今回の死亡事故につながる病巣である。
それを摘出しないことにはパロマは再生しない。
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