エレベータ事故発生から2週間。
警視庁は事故原因をブレーキ異常と断定した。これによってメーカー責任だけでなく、メンテナンスを請け負ったSECエレベーターに責任が問われることになる。
NHKが入手したSECの検査報告書によると、SECが4月にメンテを請け負って以来、すべての項目に異常なしのチェックが入っていた。
警視庁の事情聴取でSECの作業員はブレーキのナットの位置がおかしい、と気づきながらも何もしなかったことも報告されており、改めてSECの杜撰なメンテ体制が浮き彫りになってきた。
もともとエレベーターを掃除するだけの杜撰なメンテ会社なのだが、メーカーが図面や制御盤の情報を流さない中、メーカー系を辞めた人間からノウハウを社員に伝授させる方法でメンテを行ってきたようだが、SECに元シンドラー社員はいなかったようだ。
SECもシンドラーのエレベータは初めてだったようで、触って壊したら自分たちの責任になるので、触るな、と社内では指導していたようだから、起こるべくして起こった事故ともいえよう。
今回の件でシンドラーもSECも社会的信頼は失墜した。
シンドラー以上に、SECがいつヒューザーの後を追うのか、そっちのほうに関心がいく。世の中のためにならない会社はとっとと退場すべき。
それをメーカーが情報を公開しないから、と反論するのはお門違いだ。
適正価格のメーカー値段をメンテもろくそぽしないSECを業界の価格破壊の寵児と持ち上げたやつらが悪い。
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