酸素ビジネス到来?
2006年 05月 13日
今週月曜日、酸素シャワーカプセルなるものを体験した。
服を着たままカプセルの中に入る。
カプセル内は1.2気圧ほどに高められていく。途中で耳抜きをしなければならない。
気圧が高まったところで、高濃度酸素を送り込む。
「気体は気圧の高さに比例して液体に溶け込む」という「ヘンリーの法則」があります。 この法則を利用し増加した気圧により多くの酸素を身体の主要組織から毛細血管の先まで強制的に溶け込ませることができます。
というのが原理で、効能としては次のようなものがある。
筋肉痛、肌の新陳代謝を促進しスベスベな肌になる、アンチエイジング効果、筋肉疲労に対して十分な酸素を取り込むことによっての早期に回復する効果、冷え性、二日酔い、膝や肩のどの痛み脳の活性化・リフレッシュ!
2002年のワールドカップ直前にベッカムが足を骨折したが、このときに酸素シャワーカプセルを使って、驚異的な回復を見せたことがマスコミで紹介されていた。
連続フル試合出場の新記録を樹立した阪神の金本選手も酸素シャワーの愛好者らしい。
1日1時間。週2回。これを1カ月続けると体質改善ができて、その後は回数を徐々に減らしていけばいいそうだ。
自分が体験する前にカプセルに入っていた中年女性に話を聞いた。
「膝が痛くて階段の上り下りができなかったけど、4~5回目で痛みが消えた。今は階段も楽になった。それに肌がすべすべになった」とつるつるになった顔を指した。
体に痛いところもなく、30分の体験では違いは分からなかったが、翌朝の目覚めが心持ちよかったように感じた。
そこへ持ってきて、セブンイレブンが酸素缶を発売する、というニュース。
水と空気はただ、と思っていたが、ミネラルウォーター市場が確立されたように、水は買う時代になっている。
次は空気だ。
高濃度酸素が健康回復に効くとなれば、ペットボトルを買うような感覚で普及していくんだろうな。
1缶600円。1日5~6回の使用で1週間もつなら安い。
これがタバコの代用品になれば面白いのに。タバコを吸いたくなったら酸素を吸う。それがタバコを吸った感覚と同じになれば、いいわけだが、そんな効用はなさそうだ。
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