サッカーファンではない。
でも、6月にドイツでワールドカップが開かれることぐらいは知っている。
昨日、ただ券が手に入ったから、と夕方メールが来て、急遽映画を観に行くことになった。会場の大阪厚生年金会館に到着するまで映画の内容は知らなかった。
上映時間から20分も遅刻。
会場に入ると、前説でセレッソ大阪の選手が2名舞台に上がってトークショーをやっていたようだが、丁度終わったころだった。場内は満席。前方の右端の最悪の場所が空いていた。
着席するや映画が始まるタイミングだったが、入場するときにもらったパンフレットを見てやっと映画のタイトルが分った。
「GOAL!」
サッカーの映画のようだ。それでセレッソの森島選手がいたわけが分った。
ストーリーはメキシコの貧困家族が金を稼ぐためにアメリカに密入国するところから始まる。
小学生ぐらいの時にロスに住み移り、10年が経つ。
昼間は庭そうじ、夜はチャイニーズレストランで皿洗いをしながら、地元のクラブチームでプレイする。
人間は2種類しかいない。
大豪邸に住める人種と、その大豪邸の庭そうじをする人種。
主人公のサンティアゴはその後者。夢はプロサッカー選手になって庭そうじ人種からの脱却にあった。
ある日、サンティアゴのプレイが、元プロサッカー選手だったスカウトの目に止まり、イングランドでテストを受けるように勧める。
夢を追うサンティアゴに対して、夢よりトラックを買って独立したい父親に反対される。
祖母の後押しでイギリスに渡り、イングランド・プレミアムリーグのテストを受けるサンティアゴ。チャンスは掴むものの、雨が降るぬかるみの中、時差ぼけのコンディションで実力も発揮できないままテストは終わる。
スカウトの努力で再度チャンスをもらいリザーブに。
しかし、持病の喘息を隠していたため、大事な場面で再び実力を発揮できないまま、不合格となる。
幾多の試練を乗り越えながら、レギュラーのチャンスを掴む。
新人ながら大事な試合に出場して得点にからむ活躍をする。トップ選手が出入りする店にも出入りするようになり、ここでベッカムやジダン、ラウールらが登場する。
チームがリーグ生き残りをかけた最終戦でサンティアゴはスタメン出場を果たす。
2-2の同点からペナルティによるフリーキックで蹴るのはサンティアゴ…。
FIFAワールドカップ開幕直前の5月27日から全国一斉にロードショーが開始する。
サッカーを知らなくても、これは十分楽しめるサッカー映画だ。試合シーンも迫力がある。アディダスが相当協力しているのが嫌らしいが、感動の物語だ。
号泣とはいわないが涙は出そうになる。
これは三部作からなる第一弾。
サッカーに興味がない人でも楽しめることは間違いない。
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