ヒューザーの小嶋社長が報道ステーションに生出演した。生で弁明を聞くのは初めてだが、番組冒頭のオーバーなまでの身振り、手振りに時には笑顔を交えた受け答えは、犯罪者の空気を十分醸し出していた。
最初に古館が突っ込んだのはヒューザーが姉歯を使うように指示したのかどうか。
「ナンセンス。何も関係ないところがクローズアップされている」と真っ向から否定。
「下請けに手を回して欠陥商品を作れと言うわけがない。10年間の瑕疵担保責任がある。そんな状況で鉄筋の1本や2本抜いてもコストはたいして下がらない。発注者が悪の親玉だという報道姿勢にも問題がある。一番悪いのは姉歯、次に検査機関」と反論した。
古館が「設計事務所は姉歯を使うように指示があった」と再度突っ込むが、欠陥建築を見抜けなかった売主の責任と言うことでうやむや。
経済設計については100平方メートルのものを1つ作るのと50平方メートルのものを2つ作るのでは玄関の数が1つをとっても広くすることで自然に下がる。無駄なものは一切作らない。
最後に解決には自信がある、と胸を張った。
方法を聞いて笑った。
税金を戻してもらうらしい。どうやって。
さらに、「すべてを買い取る手立てを考えている」と言い放った。これは対視聴者用の逃げのメッセージでしかないだろう。
財務内容を開示して公的資金の援助を受ける腹なのだろう。
「そんなに悪い事をする顔に見えるんですか?」というがその通りと答えるしかない。
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