精肉事業、惣菜事業、レストラン事業、食品事業、和菓子事業の5つの事業で356店舗を展開する会社の総菜部門の話。
夕方のタイムセールになると写真のように割引シールが貼られる。


よくよく見ると何か変なことが分かる。
客側からは30%OFFはハッキリ見えるのだが、商品内容が書かれたラベルは、客側から見ると反対で見づらいことが分かる。
揚げ物なので色は一緒で、何が入っているのかはラベルを確認しなければ分からない。客の立場で考えると非常に不親切だと思える。
そこで、Aさんが立ち上がった。
商品名が客側に分かるように配置して欲しい、と店にお願いした。
一旦、客の要望を聞いたかに思えた。
それから月日か経った。
再び、店を訪れたAさんは、要望が聞き入れられていないことに、むかつき、店長を呼びつけた。
ラベルが見づらく客の立場に立っていない、と事情を説明したが、店長の返答は「社長室の指示」の一点張り。見づらいと思わないか、と詰問すると答えに窮した。
本音は自分でもおかしいとは思うが、一社員なので会社の指示には逆らえない、と答えるのがやっとだった。
では、ここで社長室の指示の狙いを考えてみた。
総菜は余すことなく、その日に売り切ることが至上命題だ。
そこで、この会社は敢えて種類が分からなくすることで、客に考えさせる時間を与えずに、30%OFFを注目させ、完売を狙っているのではないか、ということ。
長年の知恵でシールを逆向きにする方が完売率が高くなった、と邪推してみた。
追記
提案が通った。