東京在住。このほど63歳になるバツイチオヤジが再婚することになった。
出会いはマッチングアプリだった。
当初は希望する相手の年代を30~40代に設定していたが、全くの無反応。
幅を30~50代に広げて見たものの、これでも成果は出なかった。
身の程知らずとはこのことだ。
そこで最後は30~60代まで、と身の丈に合わせた。
すると、やっと1人だけ反応があった。
ただし、年齢はオヤジより年上の69歳。
相手の写真はちょっと若い時のものだったが、年齢より若く見えた。
マッチングは成功して、会うことになったのが5年ほど前。
相手は兵庫・尼崎在住で、新幹線で東京に出てきた。
初デートは立川市の昭和記念公園だった。紅葉シーズンだった。
二段重ねの弁当を作ってきた。
これが絶品で、一発で胃袋を掴まれてしまった。
それもそのはず、女性は調理師免許も持っていて、亡くなった旦那が経営する割烹料理店を手伝っていた。
女性はマッチングアプリで出会った男性とこれまでに7人会った。これが、ハゲ、デブ、チビのオンパレード。貧相なオヤジばかりだった。
8人目となったこの男性の職業は警備員だが、髪の毛はフサフサ。ファッションはオールユニクロで決めていた。
尼崎と東京の長距離恋愛が始まる。
公園デートを重ねる。相手の方に出向くこともあったが、交通費がバカにならないので、月1回がやっとだった。
そして、このほど、結婚することに。
もちろん、式は挙げない。
住まいは相手方の実家。東京の家は売却して、尼崎に住む。
高齢者同士の結婚。この先どうなるのか、静かに見守りたい。