ビルや店舗の清掃を請け負う会社の小ネタ集だ。
まずは、清掃社員のレベル問題から。
その会社は8階建てのビルの清掃を任されていた。
掃除係をカッコよく見せるためにクリーンメンテスタッフなどと呼び時給1500円でも優秀な人材が集まらないのが実情だ。工事現場のガードマンよりもましだが、下級市民のやる仕事が掃除というイメージもぬぐい切れない。
40代の清掃スタッフの仕事ぶりに驚いたのが、ビルのテナント業者だった。
エスカレーターの手すりの掃除と言えば、一カ所に立ち止まってタオルを押しあてるのだが、その40代の男は、エスカレーターに乗ったまま、下へ降りたり、上に上がったりを繰り返し、全く、手すりの掃除になっていないのだ。
その様子を動画に撮られ、ビルの管理会社から清掃会社~ビルのオーナーの下に届けられた。
清掃会社とビルのオーナーは友達同士で仕事を依頼していた。
「一通り掃除のやり方は教えたんですが、そこまでバカだったとは思いませんでした」と平身低頭。
40代の男は精神障害があるのかも知れない。
次は、ホールの清掃を振るメンテナンスで請け負っている会社のケース。
営業中のホール清掃はもとより、エアコン清掃、月1回の床のポリシャー掛けなど丸ごと請け負っていた。
掃除をするグループの女性リーダーの能力が高く、彼女はベトナム人だったが信頼関係も築き上げていた。
ところが、彼女が会社を辞めることになり、引継ぎで現れたリーダーにホール側が腰を抜かした。
なんと、その男は元ウチコ軍団のメンバーで、そのホールからは出禁を喰らっていた人物だったのだ。
ホール側としてはそんな過去の経歴を持つ男をリーダーにした会社とは付き合えないとばかりに、仕事を切られた、とさ。
最後は都内で10店舗ほどのチェーン店のケースで、清掃は外部委託にしていた。
ところが、今回、全ての契約を打ち切られた。
アウトソーシングからインソーシング。自社の社員にさせるとの方針転換だ。
理由はもちろん経費節減。
清掃会社にすればたまったものじゃないが、それだけ儲かっていた、と思っていたパチンコ業界の厳しさを目の当たりにした。