62歳の中年男にまたしても突き付けられた三下り半…
小学校・中学校の同級生の結婚パターンだった。
旦那の実家は東京・小金井。
現在は一戸建てを買い、横浜に住んでいる。
昔は可愛かった奥さんは、現在体重85キロの巨漢に成長していた。
SEXレスは30年以上。
子供たちは独り立ちして、家は夫婦2人で暮らしている。
定年延長で働けるのも後2年余り。
兆候は1年前からあった。
冷え切った家庭内で夫婦の会話はない。さらに、旦那用の食事を作らないだけでなく、洗濯もしなくなっていた。
大阪出張から帰った時に、奥さんの方からこう切り出された。
「別れて。慰謝料はいらない。その代わり、この家を頂戴」
旦那の方もその日がとうとうやってきたか、というのが実感だった。
築35年の家の査定額は1200万円。上物の価値はなく、土地代だけだった。
駅から遠く、ちょっと丘陵地で坂があり、不便な場所だからこんな値段だった。
奥さんは働いていて、旦那の給料で家計はやりくりしていたので、相当、おカネを貯め込んでいるものと思われた。
空き家になって実家に帰る覚悟ができた1月だった。