今から20年ほど前の話。
金持夫婦と知り合いでそんなに裕福でない女が、同時期に妊娠して、同じ産婦人科病院で同時期に出産した。
生れた赤ちゃんは共に女の子だった。
裕福でない女はここで暴挙に出る。
自分の赤ちゃんと金持ちの赤ちゃんを入れ替え、実の娘を金持ち夫婦に育てさせる計画を思いつき、実行したのであった。
実の娘はいずれ金持ちの財産を受け継ぐ。その時に実は病院が取り違えて私の娘だと名乗り出る…。
しかし、この計画は初期段階で失敗する。
金持夫婦が自分の赤ちゃんではないことに気づき、元に戻していた。
それから20年が経った時に、裕福ではない女が「どうも似ていない。ウチの子供ではない」と金持夫婦に訴えてきた。
金持夫婦側はすぐにDNA鑑定して、自分たちの子供であることを証明して、裕福でない女が立てた計画はオジャンとなる。
女は在日中国人だった。
しかし、50年前ならともかく、20年前なら簡単には赤ちゃんは入替なんてできないはずだが。
出生直後の新生児に母子標識(バンド)を装着したり、足首にネームバンドを巻いたり、分娩室内で直接名前を記入したりするなどの複合的な方法が取られており、現代の日本では取り違えは起こりようがない。