選挙から1カ月、自民党を大勝させた国民の責任が改めて問われようとしている。
小泉内閣の本音であるサラリーマン増税が着々とシナリオ通りに粛々と進められている。
来年からの配偶者特別控除の廃止を皮切りに、定率減税の廃止、さらには消費税の大幅アップ、と年々給与が下がり続けているサラリーマンには大増税時代が訪れようとしている。
今はまだ実施されていないので実感はないだろうが、政府案通りに税制が改正されたら年収700万のサラリーマン家庭の税負担が年間50万円から90万円に引き上げられるケースもありうるようだ。
郵政民営化で反対ののろしを上げながらも小選挙区で勝利した野田聖子が心変わりしてしまった。
今度の特別国会に再提出された郵政民営化関連6法案の採決で「賛成票」を投じることを明らかにした。
白旗、完敗宣言だ。
民営化に反対した選挙区民の声はどうする。
苦渋の選択だったのだろう。これで復党を目論む野田聖子だが、今や自民党に彼女の席はない。女性初の総理の座に一番近い席にいる、といわれたのも今や昔。自民党内には不要論の声も上がっているようだ。
それ以前に、小泉は一切の妥協を許さず、造反議員は除名処分で臨むといわれている。
自民党員ではないということで、野田聖子が支部長を務めていたいた岐阜の自民党支部も解散させられている。
信念を曲げてまで自民党に擦り寄るようでは選挙区民も離れてしまうことは必至。今や政治生命に黄色信号する点っている。
こうなりゃ、民主党に鞍替えして徹底的にサラリーマン増税を目論む小泉・自民党と戦うしかない。
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