年末の大掃除をしたおっさんの話。
押し入れを整理していたところ、奥の方からクーラーボックスが出てきた。
おっさんは釣りが趣味ではなかったが、ある理由からクーラーボックスが必要になった。
酒の飲み過ぎで肝臓を患い、ドクターストップがかかっていた。
それでも飲みたいおっさんは、冷蔵庫でビールが冷やせない。奥さんに内緒で飲むために、クーラーボックスが必要になったわけだ。
クーラーボックスを書斎に置いて、夜な夜なそこで飲んでいた。いわば、思い出のクーラーボックスだった。
で、クーラーボックスを開けてビックリした。
そこには保冷剤と共に、未開封のアサヒのZが3缶入っていた。
このZは1991年~1997年にかけて発売されたもの。
いつ頃買ったかは覚えていないが、少なくとも30年以上前の代物である。
クーラーボックスの中に保管されていたのできれいな状態だった。
さすがに飲むのは怖くてできない。
かといってこのまま捨てるのももったいない。
そこで骨董的価値があると思い、そういうものを扱っている店に持ち込んだ。
鑑定結果は3本で500円だった。
ちょっと粘ったところ、600円になった、とさ。