東京在住。60歳で定年退職したBさんは現在62歳。
ほかに仕事もしていないので、この2年余りで家にいることが多くなった。
これまでのパターンなら家でゴロゴロしている旦那の姿を見ていて、奥さんがこれまでに貯め込んだ不満を一気に爆発させて熟年離婚まっしぐらパターンが大半だった。
ところがBさんの場合は全く逆パターンだった。
そう、旦那であるBさんの方が離婚したくてしたくて仕方ない。
理由は「奥さんがウザイ! 1人になりたい」というものだった。
Bさんには成人した子供4人いる。全員独立して家にはいない。
ではどのぐらいウザイかというと新婚でもあるまいし、テレビを観ているBさんの横に座って体を寄せてくるのだ。さらに夜は体まで求めてくることが限界に達した。
Bさんの父親は熊本出身で実家は熊本にもある。
両親は年取ったら故郷がいいということで数年前に熊本へ帰っていた。
ウザイ奥さんから離れるために、「高齢になった両親の様子を見てくる」ということを口実に3カ月ほど熊本へ帰った。
離婚を真剣に考えているBさんは「熊本へ移住する」といえば、奥さんは「東京がいい」とついてこないと思ったら、考えが甘かった。
「私も行く」と移住作戦は失敗に終わる。