中村うさぎのことは、たまに読む週刊文春のコラム「さすらいの女王」の知識しかない。
彼女の死にたいくらい恥ずかしい体験談を読んだことがある。
お腹の調子が悪く、タクシーの中で脂汗をかきながら、下痢腹と格闘。やっとの思いで自宅にたどり着いた。一瞬の安堵感が括約筋を緩めさせてしまった。トイレに間に合わず玄関先で、鉄砲水のごとくパンツの中に溢れさせたのだ。
うさぎ42歳の時。
あまりの恥かしさに、どうやって死のうか、とベッドの中で1人、悶々と考えていた、という。
自虐ネタの女王が今度はデリヘル嬢体験を新潮45に載せている。
現在47歳。整形手術と豊胸術をしてデリヘルの面接を受けて、客を取るまでの過程が淡々と綴られている。
最後のsexは1年前。相手はホスト。昔は持てたが、年とっておばさんになり、男から相手にされなくなった。整形と豊胸で47には見えなくなった容姿にもう一度sexアピールを感じて欲しい願いからの突撃レポートでもある。
本人の性欲の捌け口とあわせての一石二鳥企画でもある。
面接は32歳の人妻という設定で受けに行った。整形前と整形後の写真を見るとたしかに47歳のおばさんから一挙に32歳の新妻に若返っている。身分証明書の提示を求められ、実年齢と本名を暴露すれども、熟女マニア向けに「合格」。
デリヘルの社長相手に実技の特訓。これほど玉筋の裏を舐めたことはない、というほどスポ根並みの練習を経て客を取ることになる。
初めて取った客にテクニックを誉められて気をよくしているところで1回目の連載が終わっている。
流石に挿入したとか、客からいくらお金をもらったかまでは書いていないが、下手すりゃ売春防止法に引っかかる。
デリヘルは基本的には本番はないといわれているが、これは当人同士の合意でどうにでもなる。sexしたうさぎだから実際は本番もあったであろう。
うんこお漏らしから自分のsexライフまでこうも赤裸々に告白してくれれば、逆に気持ちがいい。これが女王の称号の所以か。
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